有料老人ホームの選び方とポイント

 

老人ホームに入るためには、事前に様々な情報を仕入れて、施設選びを行う必要があります。

 

特養(介護老人福祉施設・特別養護老人ホーム)や老健(介護老人保健施設)であれば違いはそこまでありませんが、有料老人ホームではそういうわけにはいきません。

 

有料老人ホームでは、サービスの幅や料金の幅などが施設によって全く違いますので、しっかりとポイントを押さえた施設選びをする必要があります。

 

費用面や施設の充実ももちろん大切なことですが、「何をしてくれるのか、どこまでやってくれるのか」というのをきちんとチェックすることも必要です。

 

ここでは、これだけはしっかりと知っておきたい有料老人ホームの選び方やポイントを具体的に詳しくご紹介します。

 

 

有料老人ホームを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイント

1.有料老人ホームに「何を」求めているのか明確にしましょう

有料老人ホームは特養と比べると料金が高いですので、高いお金を支払うからにはある程度の求めるものがあるかと思います。それが具体的に何なのか?自身で振り返って考えて整理しておきましょう。

 

例えば、

 

  • 食事が美味しいところが良いのか
  • 部屋が広いところが良いのか
  • 設備が豪華なところが良いのか
  • 料金は高くてもサービスが良いところが良いのか

 

など、求めるポイントをあらかじめ決めておくと良いでしょう。

 

その理由としては、求めるものが決まっていないと、なんとなく良いと思ったから入居した、料金が高いからサービスも良いだろうと思って入居したとなってしまいがちになります。そのため、後から不満が出てくることも十分考えられます。

 

有料老人ホームの何を重視したいのか、優先順位を決めておきましょう。

 

2.古い施設と新しい施設どっちがいい?5年継続している施設がおすすめの理由

住む場所ですので、新しい施設に住みたいと考える方も多いと思いますが、有料老人ホームの場合は「住む+サービスを受ける」ことがセットになっています。

 

サービスを受けるという観点から考えると、必ずしも新しい施設が良いとは限りません。

 

年数が経ったところの方がサービスが洗練されているのと同時に、勤続年数が長い職員がいますので安心したサービスを受けれる可能性があります。

 

新し過ぎるところはまだまだサービスが確立されていませんし、職員も不慣れな場合がありますので注意が必要です。

 

また、法人自体が新しいところは注意が必要です。法人が初めて有料老人ホームを経営するなどの場合は、どうしても経営的に不透明な部分があり倒産の可能性もありますので、経営年数が長い会社が運営している施設がおすすめです。

 

では、何年経ったぐらいの施設が最も良いのでしょうか?

 

目安としては、5年間継続して運営している施設です。

 

なぜ5年間というと、監査を通過しているからです。有料老人ホームは定期的に自治体からの監査を受ける義務があり、サービスがきちんと行われているのかチェックされます。

 

新規の施設であれば3年から5年目に監査を受けることが大半です。監査は行政によるチェックです、ここで問題があれば修正されますし、注意を受けることがあります。

 

施設の質としては監査を受ける前と受けた後では圧倒的に受けた後の方が質は向上しています。

 

法人として長年経営しており、その法人が立てた5年目の施設がおすすめであるといえます。

 

3.有料老人ホーム協会に加入しているのか

有料老人ホームは、以前は非常に問題のある施設でした。

 

多くの高齢者が希望を持って入居しましたが、実態としてはひどいものであり、サービスがきちんと行われていなかったり、人員が少なかったり、大きな問題としては入居一時金を狙った計画的な倒産をするなど、非常に問題の多い施設でした。

 

この問題を解決するために出来たのが有料老人ホーム協会です。

 

有料老人ホーム協会とは簡単にいうと高齢者を守る会です。有料老人ホームに騙されないように監視している役割があります。

 

取り組みとして有名なのは、入居者基金であり、万が一有料老人ホームが倒産しても入居一時金を一部保証する制度があります。

 

現在では、有料老人ホームに加入している有料老人ホームは、一定の信用が置けるという一種の目安となっているほどです。

 

この協会はあくまでも任意の加入です。加入しなくても運営には支障はありません。

 

また、加入には料金がかかりますし、入居者基金に対しても施設側の金銭的な負担は大きくあります。そのため、加入しないところも多いのです。

 

しかし、実態はほとんどのホームが加入しており加入していないのはごく少数です。
高齢者を守るための会に入っていない施設を選ぶのは考え直した方が良いのかもしれません。

 

有料老人ホームのパンフレットはここをチェック!

パンフレットはその有料ホームのことを知るためには必須のアイテムです。

 

必ず取り寄せて確認しましょう。当サイトでご紹介している紹介サイトで無料で入手することが可能です。

 

ではパンフレットのどのような部分に着目をしてみていけば良いのでしょうか。

 

1.施設の強みをチェック

パンフレットにはその施設の強みが記載されています。

 

あるパンフレットでは「四季折々の眼下をあなたの目の前に」と書かれており、眺望を強みとしています。
また、あるパンフレットでは「医師が24時間常勤」と医療的な面の強みを打ち出しています。

 

このように施設側として一番注目してもらいたいポイントが記載されていますので、自分のニーズとしっかりと合っているのか確認をすることが大切になります。

 

2.医療体制がどうなっているかチェック

医療体制は入居する方にとっては非常に大切なことであり、注目すべきポイントでもあります。

 

良くみる項目としては看護師が何名いるのか、医師との連携がどうなっているのかですが、実はそれはそこまで重要ではありません。

 

特に、医師が外部委託の場合は、どの病院と連携をしているのかを見ておくことが大切です。

 

自分で病院に行けない場合は、連携をしている医師が基本的には主治医となります。どんな病院で働いているのか、経歴なども確認をするようにしましょう。

 

また、医療行為としてどこまで施設が対応してくるのかも書いていれば見ておくようにしましょう。

 

3.部屋の広さをチェック

部屋の広さは非常に重要なものとなります。

 

すべてが同じ広さの部屋の施設であれば、そこまで注目はしなくても良いのですが、住宅型や健康型は部屋によって広さが違う場合があります。

 

〇〇平米〜〇〇平米と書かれているはずですが、最も平均的な広さがかかれているかと思いますので、平均=最も多い居室を確認しておきましょう。
狭い部屋や広い部屋は数が少なくあまり当てにはなりません。

 

4.月額料金は参考までに

パンフレットには入居一時金と月額料金が書かれていますが、入居一時金は参考になりますが、月額料金に関してはあくまでも目安だと考えておきましょう。

 

月額料金は月の固定費がかかれており、その他の実費の部分は書かれていません。

 

例えば、おむつ代や医療の処置代などは書かれていませんので、数万円の誤差がある場合もあります。

 

重要事項説明書の見方

重要事項説明書は契約時に配布されるものであり、通常であれば契約書・重要事項説明書の2種類を契約します。

 

重要事項説明書は文字が多く、非常に読みにくいものですがどの部分をポイントとして確認していけばいいのかご紹介します。

 

1.入居一時金の取り扱い方

入居一時金は施設によっては数千万円もすることがあり、その取扱い方は十分理解しておく必要があります。

 

ポイントとしては入居一時金の額、初期償却、償却が開始される時期、償却年数、退去時の清算についてです。

 

入居一時金の額

入居一時金の額はきちんと内訳も記載されているのか確認をしておきましょう。

 

初期償却

初期償却は入居した時点で償却をされるものであり、施設によっては0パーセントから30パーセントのところもあります。

 

償却が開始される時期

償却が開始される時期も大切です。多くの施設では入居してすぐに初期償却が開始されるわけではありません。

 

時々合わないと思い数日で退去される方もいますので、そういった方の金銭の保護を目的として、入居してから2か月から3か月目で初期償却が開始されます。

 

償却年数

償却期間は初期償却が終わってから開始されるのが一般的です。償却期間についても施設によって2年〜10年以上のところもあります。

 

退去時の清算

退去時の精算方法についても確認が必要です。退去した時点で返還するところや、退去してから3か月以内に返還するところなど様々なパターンがありますので、確認をしておきましょう。

 

2.看取りがあるのかどうか

看取り介護加算が始まって多くの施設で看取りをしていますが、看取りがきちんと重要事項説明に明記されているのか確認をすることが大切になります。

 

看取り加算をする際は、看取りの同意書というものがあらかじめ必要になります。これを重要事項説明書に組み込んでいるところもありますので、確認をしておきましょう。

 

確認ポイントとしては、どのタイミングで看取りを開始するのか、誰が看取りをするのかです。

 

3.人員配置の見方について

介護職が何名配置されているのか、看護職が何名、生活相談員の数や事務職の数などが記載されていますが、こちらに関しても見方のポイントがあります。

 

人数が多く書かれていても、実際に働く人数と直結しない場合があります。これは「常勤換算」という考え方があります。

 

常勤換算というのは、例えばある施設で一人の介護職員が働く週当たりの時間が40時間とします。1週間に40時間働く職員が配置されていれば常勤換算1と記載されます。
非常勤の場合は週に20時間働くとしたら、2名で40時間、2名=常勤換算で1名という計算方法になります。

 

配置人数にたくさんの職員が書かれていたとしても、大半が非常勤の場合は一見職員の数が多くみえますが、常勤換算で計算するとそこまでは多くありません。

 

重要事項説明では、人員が常勤換算で書かれているのか、雇っているだけの人数で書かれているのか確認をしておきましょう。

 

4.身元引受人の責務

これは家族などの身元引受人目線でのチェックしておきたいポイントですが、身元引受人がどのような責務を負うのか明記されている箇所です。

 

多くの場合は債務の責務や、入院時の対応などがか書かれていますが、重要なこととしては退去時の責務です。

 

退去をした際に、葬儀を身元引受人が率先してするのか、部屋の荷物の片付けなどをするのか記載されていますのでチェックをするようにしましょう。

 

施設によってはここまで身元引受人がしなくてはいけない場合もありますので、きちんと確認することをお勧めします。

 

この他には、どの医療機関と連携をしているのか、月額費用の内訳などがかかれています。
ただ、全てを確認しようと思いますと非常に労力や、場合によっては多すぎて理解することが難しい場合もありますので、ポイントを押さえてみるようにしましょう。

 

有料老人ホーム見学の際の注意点

有料老人ホームを選ぶときは見学をすることをおすすめします。では、見学の際の注意点としては何があるのでしょうか。

 

恐らく見学をすると、施設側としては居室と共用部を案内してくれますが、注意したいこととしては共用部を重要視しすぎないことです。

 

例えば、玄関のロビーが非常に豪華、廊下には装飾があり、大浴場、図書室、トレーニングジム、映画鑑賞室、豪華なホール、最近ではプールが設置されているところなどがあります。

 

これらは元気なうちは利用することがすることが出来ますが、要介護状態になればほとんど利用はしません。
居室で過ごすこと、共用のデイルーム(食堂)で過ごすことが大半になり、トレーニングジムやプールなどは使わないでしょう。

 

そのため、共用部だけで判断するのではなく、施設がきちんと清潔に保たれているのか、職員の対応や表情、職員の人数などをチェックする方が将来的なことを考えると安心です。

 

特にこれは入居金が数千万以上する混合型の介護付き有料老人ホームで多いのですが、元気なうちに過ごす場所は非常に豪華で、介護を受ける場所は非常に簡素なところもあります。

 

見学をする際は、元気な方が住むところも見ておいた方が良いのですが、介護を受ける場合に使用する居室や共用部をしっかりと確認するようにしましょう。

 

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