介護付有料老人ホームとは

介護付き有料老人ホームについて詳しく解説します

 

介護施設には様々な種類がありますが、その中でも介護付き有料老人ホームは特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)に次ぐほどの施設の数がある施設です。

 

介護付き有料老人ホームは、「費用が高すぎてとても入れない!」と思っている方が多いと思います。実際に入居時に数千万円かかるような施設もありますが、そうではない施設もあります。

 

特別養護老人ホームになかなか入所できない現実がある以上、比較的費用が安い介護付き有料老人ホームを探すことも必要な状況に直面することもあると思いますので、介護付き有料老人ホームがどのような施設なのか知っておく必要があると思います。

 

また、特養と比較して費用が高い分、手厚い介護やサービスを受けられる面もあります。予算の確保が見込める方で、特養以上の環境やサービスを求めていらっしゃる方にとっては、介護付き有料老人ホームは最適でもあります。

 

ここでは、介護付き有料老人ホームについて、目次に挙げた項目別に詳しく解説していきます。

 

介護付き有料老人ホームはどんな施設?

介護付き有料老人ホームは以下の役割を持った施設です。

 

  • 介護が必要な高齢者を対象にした施設
  • 介護保険における「特定施設入居者生活介護」の認定を受けた施設
  • 「混合型」と「介護専用型」の2種類がある

 

介護が必要な高齢者を対象にした施設

今回紹介する介護付き有料老人ホームは、介護が必要な高齢者が、介護を受けながら生活できる施設です。
介護サービスが充実した施設であり、特養と同じような介護を受けることが出来ます。

 

有料老人ホームはの歴史は古く、昭和38年頃に法律で設置されました。

 

現在では、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム健康型有料老人ホームの3つに分類されています。

 

その中でも、介護付き有料老人ホームは、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の認定を受けた有料老人ホームのことをいいます。

 

「特定施設入居者生活介護」って何?

ちょっと難しい言葉が出てきましたね。「特定施設入居者生活介護」って何でしょうか?

 

「特定施設入居者生活介護」は、介護保険サービスの一つです。
特定施設に入居している要介護者に対して、介護サービス計画に基き、入浴・排泄・食事等の介護、その他の日常生活上ならびに療養上のお世話、機能訓練をすることです。

 

では次に、特定施設とは何かも理解しておきましょう。

 

特定施設は介護保険法第8条11項に定められた施設で、「有料老人ホーム」、「養護老人ホーム」、「軽費老人ホームです。
ちなみに、有料老人ホームには、特定視施設入居者生活介護の指定を受けた「サービス付き高齢者向け住宅も含まれます。

 

すごく複雑で難しいですよね。しかし、今後老人ホームを探したり選んだりする上で必ず出てくるものですので、きちんと理解しておきましょう!

 

まとめますと、「特定施設入居者生活介護」という介護サービスを提供することが認められている有料老人ホーム。それが介護付き有料老人ホームです。

 

特定施設入居者生活介護の認定を受けていない施設は、「介護付き」と表示することができません。つまり、介護付き有料老人ホームではありませんので注意が必要です。

 

「混合型」と「介護専用型」の2種類がある

介護付き有料老人ホームには、自立または要支援1から入居可能な「混合型」と、要介護1以上方が入居可能な「介護専用型」が2つの種類があります。

 

特養プラスαの介護施設

世間のイメージでは介護付き有料老人ホーム=高いとなっていることと思います。

 

実際のところ、料金は特養と比べると割高であり、施設によっては一般家庭の方はとても入れない価格帯に設定しているところもあるでしょう。

 

しかし、その分サービスが充実していたり、手厚い介護を受けれることがあります。

 

介護付き有料老人ホームは、特養の料金に上乗せ分を払って、手厚い介護を受けれる介護施設だと考えておいて間違いはありません。

 

設置者・運営者

民間の営利法人(株式会社・医療法人など)

 

介護付き有料老人ホームにはどんな人が入れるの?

介護付き有料老人ホームの入居条件について解説します。

 

  • 混合型:60歳以上(施設による)の自立&要支援1以上

    介護専用型:65歳以上(原則)の要介護1以上(施設による)

  • 入居できる条件は施設により異なる

 

「介護付有料老人ホーム」の入居条件は、混合型の場合は、60歳以上の自立または要支援1から入居可能としているところが多く、介護専用型は65歳以上(原則)で要介護1以上の方となっています。

 

混合型の介護付き有料老人ホームは、自立している方、要支援1の方から入居できます。

 

介護専用型については、特養のように要介護3でなくても、要介護1以上の介護認定があれば入居が出来るようになっています。

 

しかし、この入れる基準は施設によって大きく異なるのも介護付き有料老人ホームの特徴であるといえます。
ある施設では要介護3以上しか入居をが出来ない基準を設けているところもあり、施設によって入居の条件は様々なのです。

 

よって、その施設がどのような介護状態の人を対象にしているのかは、必ず確認する必要があります。

 

介護認定以外の入居基準

また、介護認定外でも様々な基準を設けています。

 

例えば、医療的な処置が必要な方の場合です。
看護師の数や医療連携があまり取れていないところでは胃ろうですら断るところもありますし、クリニックが併設されているところ、看護師の数が充実しているところであれば中心静脈栄養(血管に栄養を流す処置)、頻繁な痰吸引などでも対応できるところがあります。

 

そのため、介護付き有料老人ホームは一概に入居の基準を言うことはできません。

 

傾向としては、

 

・入居金が高いところは、ある程度の難しい対応が必要でも入居できるところが多い
・入居金が安いところは、介護度が高く医療的な処置が少ない方が入居しやすい

 

といった傾向にあります。

 

これは、入居金が高いところは充実した医療支援や設備が整っている、入居金が安いところは介護保険料を多く取得したいので介護度が高い方を受け入れる、また医療支援などが整っていないので医療的な処置が多い人は入居しても対応が出来ないことが多いからです。

 

入居基準については、施設に直接問い合わせをするのが確実です。

 

介護付き有料老人ホームではどういうサービスが受けられるの?

介護付き有料老人ホームで受けれらるサービスは以下の通りです。

 

  • 特定施設入居者生活介護という介護保険サービス
  • 施設が提供するサービス(施設により異なる)

 

介護付き有料老人ホームでは、「特定施設入居者生活介護」という介護サービスを受けることが出来ます。

 

これは、包括的に介護を提供するというサービスであり、特養や老健と変わらない介護サービスを受けることが出来ます。介護サービスは、24時間体制で施設の介護スタッフが行います。
例えば、排せつ介助や入浴介助、食事介助などを受けれます。

 

その他のサービスとしては、こちらも施設によって大きく違います。施設によって提供されるサービスが変わってくるのです。

 

食事に力を入れている施設では、食事は2〜3種類の中から選べる選択制のサービスを取っています。また、柔らかい食事はもちろん、ミキサー食や、ソフト食も提供しているところがあります。

 

排せつに力を入れているところでは、いつまでもトイレで排せつができるように手すりなどが工夫をされているところもありますし、おむつなども施設によって種類が違ったりもしています。

 

リハビリについても施設によって大きく違いがあります。リハビリを提供していないところもありますが、リハビリに力を入れているところもあります。
専用のリハビリ室に作業療法士や理学療法士などを配置して、専門的なリハビリを提供して身体機能の向上や維持に努めています。

 

レクリエーションでは、ドックセラピーをしているところや、生け花の講師を呼ぶところ、コンサートを提供しているところなど施設によって大きく違いがあります。

 

また、最近では独居の方が入居されることが多いため、後見人の利用に繋げていくサービスを展開している所もあります。
生活相談員が外部の弁護士や司法書士などに依頼をして後見人を付ける権利擁護に力を入れています。

 

介護付き有料老人ホームは、民間企業が運営しているので母体の法人が何をしているのかによっても受けれるサービスが変わってきます。

 

医療機器を取り扱っているところであれば介護ロボットを導入していたり、食品の会社であれば食事に力を入れていたりもします。

 

特定施設のサービス以外は、それぞれ全く違うサービスを提供していますので、入居する前によく確認しましょう。

 

介護付き有料老人ホームはいつまで入所できるの?

  • 入所の期限は原則ありません。

 

入所の期限はありませんが、次のようなケースの場合、退去しなければならなくなることがあります。

 

・入院が長期(2〜3ヶ月以上)になる場合
・施設の医療対応が可能な範囲を超えた医療処置が必要な場合
・月々の費用が支払えなくなった場合

 

などです。

 

介護付き有料老人ホームの費用はどれぐらいかかる?

  • 入居時の一時金:数十万円〜数千万円
  • 月額費用:約15万円〜30万円(目安)

 

介護付き有料老人ホームは、特養や老健と違って入居する際に入居一時金金がかかります。

 

0円のところもありますが、ほとんどはかかってくるでしょう。
費用は施設によって大きな違いがあり、安いところでは数十万円から、高いところでは数千万円〜数億という費用が必要になってきます。

 

しかし、入居一時金には償却という考え方があり、一定期間内に退去や死去した場合は返還される仕組みです。

 

償却期間は施設によって異なりますが、75歳以上の場合は6年、80歳で5年、90歳であれば3年など年齢によって値段が変わる仕組みをとっているところが多いです。

 

償却期間は長い方が費用が返ってくる可能性が高いですので、そのあたりもよく確認をしてから入居するようにしましょう。

 

次に、月額費用としてはいくらぐらいが平均なのでしょうか?

 

介護付き有料の平均は施設によって差はありますが、平均をして18万円〜25万円です。高いところは50万円以上するところもありますが、そういったところは入居金が0円のところが多いです。

 

介護付き有料老人ホームの入所手続き&申し込み方法

  • 入居したい施設に直接申し込みの手続きをします

 

介護付き有料老人ホームに入居したい場合は、どのような方法があるのでしょうか。

 

介護付き有料は施設と入居者の直接契約になりますので、施設に直接申し込みをしていけば良いでしょう。

 

基本的な流れとしては、施設見学をして、施設側が入居者を見て、体験入居、問題なければ本入居という形になります。

 

体験入居はほとんどのところがしていますので、まずは体験入居をしてから決めるようにしておきましょう。

 

シニアの安心相談室 老人ホーム案内」などのサービスを利用するのも一つの方法です。

 

介護付き有料老人ホームの空き状況

  • 人気の施設以外は空きがある

 

介護付き有料老人ホームのの空きは施設によって差がありますが、特養などに比べると空いているといえるでしょう。

 

しかし、人気の高いところでは万年満床状態が続いていたり、多くの方が入居待ちをしていたりしますので、注意が必要です。

 

介護付き有料に入れなくて困っているという話はほとんどありませんので、入居を迷っているのであればそこまで急ぐ必要もありません。

 

お住まいの地域にある介護付き有料老人ホームを調べる方法

介護付き有料老人ホームを調べる方法としては、ネットで調べるのが最も早くて簡単です。

 

「住んでいる地域 介護付き有料」と検索をしていればいくつか出てくると思いますが、いろんな施設を一つづつ調べていくのは大変です。

 

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その他の方法としては、担当のケアマネに相談をしたり、地域包括支援センターや市役所などに聞いてみるのも良いでしょう。

 

介護付き有料老人ホームに入れない場合はどうすればいい?

もし、介護付き有料老人ホームの入居待ちや基準が満たされていないため入れない場合は、どのようにして行けば良いのでしょうか。

 

介護付き有料老人ホームに最も近い施設としては特養(特別養護老人ホーム)です。しかし、介護付き有料老人ホームに入れないのであれば、現実的には特養も難しいでしょう。

 

特養以外では、「グループホーム」、「サービス付き高齢者向け住宅」の選択肢が挙げられます。
現実的には、「サービス付き高齢者向け住宅」、認知症の方であれば「グループホーム」から検討することになると思います。

 

それぞれサービスは違いますが、介護付き有料に代わる施設としてはこの辺りが無難であるといえます。

 

資金的に難しい場合は、在宅での生活を継続していく方法を検討するか、特養への申し込みなどを早急にしてみることをお勧めします。

 

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介護付き有料老人ホームに関する関係法令の抜粋

●特定施設と特定施設入居者生活介護

介護保険法 第8条11項
この法律において「特定施設」とは、有料老人ホームその他厚生労働省令で定める施設であって、第二十一項に規定する地域密着型特定施設でないものをいい、「特定施設入居者生活介護」とは、特定施設に入居している要介護者について、当該特定施設が提供するサービスの内容、これを担当する者その他厚生労働省令で定める事項を定めた計画に基づき行われる入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの、機能訓練及び療養上の世話をいう。

 

●介護保険法第8条11項 その他厚生労働省令で定める施設

介護保険法施行規則
第十五条 法第八条第十一項の厚生労働省令で定める施設は、次のとおりとする。
一 養護老人ホーム
二 軽費老人ホーム

 

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